プリントスタック TOKYO

データベースとセキュリティの世界から離れて早数年。過去の記憶を探しています。

unixODBCのコンパイル

知人に更新が止まっていると指摘されたのでスルーしているものも掲載してみます。
ひとまず、unixODBCのコンパイル方法を掲載します。unixODBCのコンパイルは通常のコンパイルを実施するのと変わりありません。

unixODBCのサイト: http://www.unixodbc.org/

Downloadから最新のソースを取得します。この時点では、2.2.14-p2 が最新でした。

# cd /usr/local/src
# wget http://www.unixodbc.org/unixODBC-2.2.14-p2.tar.gz
--12:28:51--  http://www.unixodbc.org/unixODBC-2.2.14-p2.tar.gz
           => `unixODBC-2.2.14-p2.tar.gz'
www.unixodbc.org をDNSに問いあわせています... 87.106.19.214
www.unixodbc.org|87.106.19.214|:80 に接続しています... 接続しました。
HTTP による接続要求を送信しました、応答を待っています... 200 OK
長さ: 2,212,370 (2.1M) [application/x-gzip]

100%[==============================================>] 2,212,370    585.62K/s    ETA 00:00

11:29:00 (584.34 KB/s) - `unixODBC-2.2.14-p2.tar.gz' を保存しました [2212370/2212370]

次に展開します。

# tar -zxvf http://www.unixodbc.org/unixODBC-2.2.14-p2.tar.gz

展開が全て終了したら configure を実施します。なお、ここでは、GUIを無効にする --disable-gui を付与しています。

# cd unixODBC-2.2.14-p2
# ./configure --disable-gui

最後にコンパイルしてインストールします。

# make
~省略~(結構長いです。)
# make install
~省略~

unixODBCは、インストール先を指定しないと /usr/local/lib/ にインストールされます。
なお、インストールされるライブラリにはPostgreSQLなどのODBCドライバもインストールされます。(libodbcpgsql.so)しかし、このODBCドライバはunixODBCが提供するものでありPostgreSQLで提供されるODBCドライバとは異なりますので注意する必要があります。

なお、インストールの成否は、isql ユーティリティを実行することで確認できます。

$ isql --version
unixODBC x.x.xx