Microsoft Windows の /3GB 起動スイッチ
コンピュータに装備されている物理メモリのサイズに関わらず、Microsoft Windows OS は、4 GBの仮想アドレス スペースを使用します。このうち、2 GB をアプリケーションなどが利用するユーザー モード プロセスに割り当て、2 GB をOSやカーネル モード ドライバなどのカーネル モード プロセスに割り当てます。物理メモリを 1 GB 以上装備するコンピュータでは、アプリケーションに割り当てるメモリを 3 GB に拡張して、OS に割り当てるメモリを 1 GB に制限することもできます。
Windows の /3GB 起動スイッチを設定する方法
文書番号: 266096 「1 GB 以上の RAM がある場合、/3GB スイッチが必要」
文書番号: 815372 「Exchange Server 2003 でメモリ使用量を最適化する方法」
文書番号: 833721 「Windows XP および Windows Server 2003 の Boot.ini ファイルで使用可能なスイッチ オプション」
また、DellのWebサイトにわかりやすく32ビットと64ビットのアーキテクチャの違いが記載されています。
Dell "Microsoft Windows Server 2003"
従来、アプリケーションが大きなメモリを利用することを指定するには、リンカフラグ(/LARGEADDRESSWARE)を明示的にヘッダーに定義する必要があります。この設定は、そのアプリケーションのバイナリを強制的に書き換えることも可能です。このことについては、Microsoft Hardware Developer Center の 「メモリ サポートと Windows オペレーティング システム」 に記述がありますので読んでみてください。なお、その文書の中で現れる 「Editbin.exe」 および 「dumpbi.exe」 は、それぞれ下のソフトウエアに梱包されています。
Editbin.exe : Platform SDK
dumpbin.exe : Visual Studio (バージョン不明)